スタッフブログ
2024.04.30
色即是空(しきそくぜくう)
皆さま、“色即是空”という言葉をご存じでしょうか。
大切なことを捉える時は、目に見えるものや耳で聞いたこと、手で触れられるものだけに囚われないようにという意味を持つ言葉です。
福祉のお仕事に就かれる方には、割と理解される言葉、感覚かと思います。
さて、当社は、令和6年度より、島田市立養護老人ホームぎんもくせいの運営を引き受けました。
介護保険サービスの始まった2000年以前から存在する老人福祉法がベースの高齢者向け福祉施設。
それが、養護老人ホームです。
養護老人ホームは、おおよそ市町に1カ所整備されています。
近隣市町でいえば藤枝の円月荘様や焼津の慈恵園様など。
介護保険サービスや福祉施設は、昭和・平成・令和という時間を経て、充実と共に複雑化しました。
それぞれに経営や運営の個別性があり、難度も異なりますが、当該施設は、昭和や平成の過去と比較して明らかに向かい風の立場にあります。
追い風の時もあったので、ある意味自然なことですね。
向かい風にさらされる福祉施設の運営。
福祉業界の皆さまでしたらどう考えられますか。
一考すれば、避けるという選択は決して間違いではありませんよね。
でも、弊社は向かい風の事業に取り組むことを決めました。
何故でしょうか。
一番危険(無謀)なのは無風だからです。
養護老人ホームのニーズを真剣に分析すると社会に絶対的に必要な状況が見えてきます。
一方、経営面は確かに向かい風。
この向かい風を活きた風にする為、どうしてけば良いのでしょうか。
この帆の立て方が令和時代の養護老人ホームの運営には重要となりそうです。
今のところ多くの養護老人ホームは、帆の立て方に迷われているそうです。
正解がわからなければ、チャレンジするしかありませんね。
当社は、当該施設の運営について、街の福祉ニーズとご入居者の声に耳を傾けて、シンプルにチャレンジを進めていきます。
5年後、当該施設を今とは異なる展開へと持っていけるように地道かつ積極的に活動していこうと思っています。
今後は、一期一会トータルケア(株)の運営する島田市立養護老人ホームぎんもくせいもよろしくお願いします。
今年も見事な桜が咲きました。
来年も楽しみです。