一期一会トータルケアは、心の読解力とおもてなし力で福祉サービスを創造し、新しい介護の道を構築します
スタッフブログ
2023.07.05
久しぶり。集会研修もいいもんですね。
コロナウィルスの感染対策に適応し続けて3年。
研修形式はon-lineへ。
令和5年度では、第5類へ移行の情勢でどうしようか迷いました。
しかし、思い切って柔軟性を視野に集会研修へ踏み切りました。
研修を統括する私は、最後に一言と思っていました。
ですが、時間がなくなり、皆さんもお腹の空く状況でしたので遠慮しました。
代わりにブログへメッセージを綴ろうかと思った次第です。
尚、時間のなくなるほどの状況は、ポジティブであったことを強調しておきますね。
また、当社のホームページは、現在大幅な情報更新の下準備中です。
従い、最近では、ブログ更新の頻度が減っています。
事情を書き込みながら言い訳かとも思っていますが、ご了承ください。
さて、メッセージは3つです。
先ず1つ、久しぶりの集会研修で大勢の社員が参加してくれたことに嬉しく思いました。
実は、私が研修を統括していると言っても、アンケート情報を集計して、企画メンバーへシェアしたり、年間の頻度や時間の決定へ影響しているに過ぎず、内容や手法に干渉していません。ですが、今年の5月にオープンしたwiLと既存事業所の社員とが交流できる場を研修で用意してくれました。
その気遣いと参加してくださった皆さんに嬉しく、そしてありがたく思いました。
次のメッセージは、体験と成長です。
今回の研修はグループワーク形式でブレーンストーミングをきっかけに脳の活動範囲、つまり視野を広げる営みでしたかね。
そして、社員同士が足し算、掛け算し合うコミュニケーションの重要性の確認が本旨であったように感じました。
私は、研修の気づきはそのままに20代、30代の方へ向けて、プラスαのメッセージを加えたいなと思いました。
私自身、若いころは、自分の意見を押し通す癖があり、結果的に多くの失敗を経験しました。
何が間違っていたのかに気づくのは、大抵、後になるのですが、実は良かった事柄もありました。それは、何でも率先して着手したことです。
大体、皆の嫌がるあるいは苦手意識は共通的でして、研修で言えば司会や発表、し~んとなった時のきっかけづくりなどです。
このようなシーンがあれば率先して取り組んでいたように思います。
そもそも20代半ばでは、頻繁に研修を自ら開催していた記憶があります。
見方を変えれば、皆の成長機会を奪っていたと言えるかもしれません。
お陰様で人前で話したり、全体の空気を動かすことについて、過剰な気遣いと気遣いの境目を何となく掴めるようになり、大きなストレス(緊張)を抱える状態から適度のストレスを感じるぐらいに成長できました。
特に20代の皆さん、20代は間違いなく伸び盛りですよ。
体験は貴重と捉えて、率先的に機会を得にいこうとする自分がいたら「良いことだ!」と自己肯定してください。
そして、これに紐づく失敗は、気にしないようにしましょう。
落ち込むときは、「気にしないように」と声をかけますね。
「私に研修をやらせてほしい」、「○○の活動をしたい!」
そんな提案や相談を心待ちにしています。
最後に今後の福祉サービスの在り方についてです。
研修では、ご利用者の世代が団塊へ移り変わっていくことを視野にブレーンストーミングされていましたね。
私もどう変わっていくのかなと想像していました。
此処に一つの話しを加えておきたいと思います。
皆さん八識という仏教の言葉をご存知でしょうか。
意識のカテゴリに6つの識。(眼識、耳識、鼻識、身識、舌識、意識)
無意識のカテゴリに2つの識。(末那識、阿頼耶識)
併せて八識だそうです。
今では、脳科学あるいは心理学という学問で人を捉える方が馴染みやすいですかね。
私が個人的に面白い(浪漫)と感じているのは、八識と科学で人を捉えると大差は見当たらないという話しです。
ソースは、私がリスペクトする、とある教授です。
私の話すことより信憑性のあることを書き加えておきます。
これを事実と扱う前提で今後の福祉サービスを展望しますと、変わらないことと変わっていくことのある気がします。
大事なのは、何が変わらなくて、何が変わっていくのか。
これを整理できる力を私たちが身に付けるあるいは失わないことのように思います。
人は何に幸せを感じやすく、絶望しやすいのか。
表面的なことは移ろうものの、人の本質的な機能が一気に大きく変わることはないように思います。
だいぶ長くなりましたので此処で終いにします。
この度の研修お疲れさまでした。
ありがとうございました。