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2021.06.28
プルチックの感情の輪は、結構面白い。

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おもてなし、接遇、目配り、気配り、心配り。

人の気持ちを汲む働きは、称賛されることが多いですよね。

気持を汲んでもらえた時は、自分も安心しますし、嬉しいです。

だから、私も人の心理について、熱心に学習していた時期が有ります。

そんな中から今日は、心理学者のロバート・プルチックさんが提唱した感情の輪という理論をご紹介したいと思います。

詳しくは、ウェブで検索すると結構まとめられた情報にアクセスできますので、そちらで読まれることをオススメします。

此処では、思いっきり割愛して、何が面白いのかを綴ります。

プルチックさんの理論によりますと人の感情は、8つの基本感情と二点の組み合わせからなる8つの応用感情から成り立つとされています。

8つの基本感情を一次感情と呼ぶそうですが、その構成は、喜び、信頼、恐れ、驚き、嫌悪、怒り、予測(期待)となります。

これを丁寧に分類しますとポジティブ感情は、喜びと信頼の二つになります。

対するネガティブ感情は、恐れ、嫌悪、悲しみ、怒りの四つになります。

驚きと予測は、どちらにも属さない感情です。

ポジティブ感情より、ネガティブ感情の方が多いのですが、これは、例えば危険察知等の為に必要なことのようです。

ポジティブが大事と良く言われますが、実のところ、どちらも状況に応じて有効な機能ですね。

そして、興味深いのが一次感情の組み合わせによる二次感情です。

例えば、図表を見て確認してほしいのですが、『信頼』と『恐れ』が混ざった感情が『服従』になります。

『服従』している状況は、一見すると良くないと思いますが、信頼も構成されていると思うといかがでしょう。

因みにこの理論では、対の感情は組み合わさりません。

例えば、黄色の喜びと青色の悲しみは、対にありますよね。

人は、喜んでいる時に、悲しくはならないとされています。

ただし、一つおきあるいは、二つおきの感情は組み合わさります。

例えば、一つおきでは以下になります。

喜び+恐れ=罪悪感

信頼+驚き=好奇心

恐れ+悲しみ=絶望

怒り+喜び=自尊心

このように捉えると恐れに悲しみを抱いている時に厳しい現実を突きつければ人は、絶望の感情を抱きがちになってしまうことがわかります。

自尊心は、喜びと怒りで構成されていると捉えるとバリバリ仕事をする人が怒りっぽい時もあることが頷けます。

参考までに二つおきも少しだけ列記しておきます。

喜び+驚き=感動

信頼+悲しみ=感傷

恐れ+嫌悪=恥辱

嫌悪+喜び=不健全

怒り+信頼=優越

予測+恐れ=不安

 

「今、あなたはどんなお気持ちですか」

案外、自分の感情を整理(わかっておらず)できず、上手く伝えられない方がいらっしゃいます。

また、聞き上手を意識して一生懸命コミュニケーションを図っているのに感情を学問できておらず、結局わからないという理解に辿りついてしまう方ももいらっしゃいます。

そのような時に、このような理論は少し気を楽にさせてくれるかもしれません。

 

ちなみにこれは、心理学の域の話しです。

脳科学の方が科学としての信頼性は高いのだと思います。

ですが、知らないより知っていた方が損のない情報と思い紹介してみました。

他人、あるいは自分をケアしようとする時、どんな感情を抱いて頂く(抱く)ことが、有効なのでしょう。

このような理論からその方向性の手がかりを見つけることは、自己納得しやすいと思いますのでオススメです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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