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2017.07.12
ミャンマー視察~其の弐~

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今回、視察で訪れたのは、ミャンマーの大都市ヤンゴンです。
ヤンゴンは、元々首都でした。
でも、2006年! ヤンゴンからネピドーに首都は移されました。

ちなみに首都はこんな感じのようです。
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ヤンゴンと比較。
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さて、皆さんはどう感じられますか?

ミャンマーの歴史を簡単に整理すると英国の植民地から民主主義国として独立したのが1948年のことです。
国政が上手くいかず混乱して1962年にクーデターが発生し社会主義政権が成立しました。
1988年、再び民主化を求めるデモが盛り上がったが弾圧され軍政が始まります。
軍政ですので言論の自由はありません。出版物は政府が検閲、政権に反対すれば投獄されるということです。

独立直後は、東南アジアで最も豊かな国と言われたそうです。(当時、日本は敗戦直後で物資が不足した時代)

しかし、軍幹部や軍と繋がる企業家などが権力や富を独占しました。

当然、他国の歴史と同じ道を歩み国力は低下しました。

次第に近隣国に経済力で追い抜かれて今では最貧国とまで言われています。

ところで独立の英雄アウンサン将軍の長女、アウンサンスーチー氏の名は、日本でも聞いたことのある人が多いのではないでしょうか。

彼女は、計15年間自宅に軟禁され続けても軍政に反対し続け91年にノーベル平和賞を受賞したことで世界的に知られています。
彼女は、国民の尊敬を集め国際社会も軍政に経済制裁などで圧力をかけたことが相関し軍政は2011年にテインセイン大統領に権力を譲りました。

スーチー氏は、夫(故人)と息子が英国籍のため、憲法下で大統領にはなれず、「国家顧問」という形で実質的に政権を率いています。

ミャンマーの真の民主化が果たして今後成されるのか否か、歴史を繰り返すのか切り開くのか大小135程のの民族が混じり合う国民、多数派宗教の仏教徒とマイノリティのイスラム教徒の衝突や少数民族の自治拡大を訴える武装闘争も現実に続いているようです。

アテンドの飯田さんに尋ねました。
「何故、首都がネピドー?」、「現地の人はどう感じてるのか?」と・・・。

諸説あるようです。
例えばヤンゴンは海に面しており、外部の攻撃を受けやすいことを懸念しての遷都も一説だとか。
日本に例えれば京都ではなく江戸でもなく名古屋に首都をいきなり移したような話です。

実際に人口の多いヤンゴンの人たちは、新たな都には興味がなくむしろ反対派が圧倒的とのことでした。
政府が機能しなければ法治国家としての未来はありあません。

税金未納者が大多数という現状もあるようです。
スーチー氏の活躍は、確かに尊敬に値する者であり美談ですが、これからの国づくり、政府の定着とまだまだすべき仕事が残されているなと感じました。

地に根を張ることから始まる発展途上国ミャンマー。可能性だらけの国。まさしく「アジア最後のフロンティア」ですね。

さて、俯瞰的にもっとミャンマーという国、国民の魅力を語りたいところですが果てしない感じですので視察の様子に移ります。

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ミャンマーの福祉施設を視察してきました。
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館長、看護長などと一緒にパシャリ。
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この福祉施設は、広大な敷地の中に建てられています。
敷地内には病院や結婚式場なども併設されています。
ある場所が元首都ヤンゴンですので地価も相当でしょう。

開設は、1933年1月1日尼さんが始められたようです。
初代創設者は、世界大戦でお亡くなりになり現在で7代目とのことでした。

実は、これらの施設の運営はすべて寄付で賄われています。
働くスタッフの給料や生活場所までというから驚きです。
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建物のあちらこちらに膨大な数の寄付者の名前が書かれています。
◯◯チャット寄付するとこのような物が買えます的なレイアウトもなされています。
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斬新!ですが、日本だといやらしい感じがする気もします。

何故、これだけ多くの寄付が集まるのでしょうか。
どうやら仏教観によるものだそうです。
ミャンマーの仏教は、日本が大乗仏教的であるのに対し小乗仏教(上座部仏教)です。
大乗は、大きな乗り物、優れた乗り物、小乗は尖った乗り物という意味があるようです。

大乗というゆえんは、人々はみな迷っている存在ではあるが、必ず仏になる種子を持っており、自分よりも他人の幸せを願って共に仏教の教えに従っていこうという菩薩の道を説くことから「大きな・深い・より優れた教え」と名付けられたそうです。

一方小乗は、仏さまはお釈迦様だけで他の者は声聞とか阿羅漢という位ににしかなれないとする考え方だそうです。
小乗仏教では、きれいに咲いている花を見て美しいと思うのは迷いである説くのに対して大乗仏教では美しい花を見て美しいと感じるのは迷いではない。しかし、その美しさに心を奪われ、捉われてはいけないと説くようです。

小乗仏教の厳しい規律を守ることがミャンマー人の方にとっては当然であるため、寄付が文化として根付いているのかもしれないなと感じました。
尚、寄付は富む人も貧しい人もされるようです。寄付する一方、税金の未納者がめちゃくちゃ多いという現実にも国民性というか国の現状を感じられます。

当日、とある家族が寄付に来ていました。若くして子供を亡くした両親でした。息子が来世で恵まれるよう死後、数年経った今も寄付を続けているとのことでした。
輪廻転生の価値観があるんですね。

次の写真は、ご入居者のお部屋です。
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男性は男性、女性は女性で空間が区切られています。
ちなみにこの写真は、男性です。

こちらが女性
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やはり女性の方がきれいです。

お風呂です。
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居間
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良く見ると仏陀の背にネオンが光っています。
一見、馬鹿にしているかのように映りますが、現世の最先端の技術をお釈迦様に捧げる基本的考え方があるようです。

食堂の様子です。
男女完全に分かれています。
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併設する病院です。
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リハビリルームです。
日本からの寄付もあるようです。
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お祈りをする部屋です。1日5回の瞑想があります。
裸足で入室するのが規則です。
進入経路も男女で異なります。
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結婚式前のカップルがあいさつに来ていました。
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この施設の入居基準は70歳以上です。感染症を有する方は入居できません。
その他、同居家族がいないことも条件になります。
事前の健康診断が義務付けられており、男性100名、女性120名、計220名の方が入居されています。

スタッフは、医師がボランティアで定期的に往診に来るシステムです。
職員は、介護スタッフが23名。
他職や事務職等を含めると126名のスタッフが居るようです。数の内には、ボランティアスタッフも含まれています。

ミャンマー人の平均寿命は、どれだけ正確に把握できているかという国の機能的問題はありますが、公表されているものを見ると1980年に54歳位だったものが年々伸び2014年時点で66歳となっています。
日本ほど長寿化しては居ませんが徐々に伸びてきているんですね。

以上、ご覧の通り、ミャンマーの医療・介護レベルは、日本と比較すれば低水準です。
写真を見て感じられるように衛生的ではありません。

しかし、現地の一般的生活と当施設の生活を比較すると非常に高水準のようです。
高度な暮らしが寄付で支えられているのに面白さがあります。

また、何故、数ある東南アジア諸国の中でミャンマーを選択し視察に行ったのか。これには、ミャンマー(旧ビルマ)と日本の歴史的関係性や国民性、その他、いくつかの理由があります。

次は、ヤンゴンの街並みや食レポなんかを綴りたいと思います。

其の弐~完~

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